日本語能力要件
日本で働くために求められる日本語力と、最新の制度変更について
日本で安定して働き、安心して生活していくためには、一定以上の日本語能力が不可欠です。
これは単に仕事のためだけではなく、日常生活やトラブル回避の面でも非常に重要であり、結果としてご本人の在留生活の「快適さ」と「安全性」を大きく左右します。そして今回、制度面でもその重要性がより明確になりました。令和8年4月15日以降の申請より、在留資格「技術・人文知識・国際業務」において、カテゴリー3または4に該当する場合には、
・一定の日本語能力を証明する資料の提出
が新たに求められることになりました。(※なお、日本語試験以外の方法で要件を満たすルートもあります)
日本語試験の目安とスケジュール
日本語能力を証明する代表的な試験としては、以下が挙げられます。
・JLPT(日本語能力試験):N2レベル以上が一つの目安
・BJTビジネス日本語能力テスト:400点以上が目安
一般的な難易度の感覚としては、JLPT N2とBJT400点は同等〜ややBJTの方が実務寄りで難しいと言われています。
また、受験機会にも違いがあります。
・JLPT:年2回(2026年は7月・12月)
・BJT:毎月実施(ただし受験後3ヶ月は再受験不可 → 年最大4回)
👉 ポイント
「早く結果を出したい方」はBJT、
「体系的に学びたい方」はJLPTが向いています。
今後の見通しと重要なポイント
これらの変更により、在留資格「技術・人文知識・国際業務」の取得は、以前よりもハードルが上がることが予想されます。
特に、日本語学習が十分でない企業側の準備が不十分といったケースでは、不許可リスクが高まる可能性があります。その結果、短期的には就労ビザ取得者はやや減少傾向になると考えられます。
しかし、正しく対策すれば十分に取得可能です
重要なのは、「難しくなった」ことではなく「対策すべきポイントが明確になった」ことです。
例えば:
・どの試験を選ぶべきか
・どのタイミングで受験するか
・試験以外の代替要件が使えるか
・企業側で準備すべき書類は何か
これらを戦略的に整理することで、許可の可能性は大きく変わります。
当事務所のサポートについて
当事務所では、
・日本語要件を踏まえた最適な申請戦略の設計
・試験選択・スケジュール設計のアドバイス
・企業側の書類整備サポート
まで一貫して対応しています。
制度変更直後は情報が錯綜しやすいため、早い段階での正確な判断が結果を左右します。
《まとめ》
・ハードルは上がるが、対策すれば十分に取得可能
・日本語能力は「生活」と「許可」の両面で重要
・2026年4月以降は証明資料の提出が必要なケースが増加
ご自身のケースで要件を満たせるか、どのルートが最適か気になる方は、お気軽にご相談ください。


